世の中には、せっかく注文住宅で念願の家を建てたのに「間取りで失敗して後悔(涙)」という人が少なくありません。
間取りの失敗のほとんどはやり直しができないので、いくら後悔しても諦めるしかありません。
つまり、家づくりにおいて間取りで後悔することほど悲惨な失敗はないとも言えるんです。
そこでここでは、間取りで失敗する原因を探り、最適な間取り作りを成功させる秘訣を解説します。
理想の家づくりのための参考にしてください。
間取りの失敗は取り返しがつきません!
念願の新築の家が建ち、いよいよ夢のマイホームに暮らし始めたもののしばらくすると、
「あれ?何か変だ!こんなはずじゃなかった!・・・暮らしにくい」
と感じてくると、間取りの失敗に徐々に気づくんですね。
- お隣と窓がかぶって、いつもカーテンを閉めっぱなし。後で建てたこちらがお隣に申し訳ない・・・
- ダイニングの日当たりが悪くいつも暗い。朝食は明るく食べたい。
- 勝手口はあるものの、使い勝手が悪い。
- 収納が少なく、部屋がいつもちらかっている。
- 寝室を車道側に作ってしまったので、朝早くからうるさくてゆっくり眠れない。
- 夫婦それぞれのプライベート空間がなく、落ち着いた時間が過ごせない。
- 動線が長く、疲れる家でうんざり。
- 風通しが悪く、空気がよどんで病気になりそう。
まだまだ、間取りで失敗したという話はたっぷりとありますが、どれも「家が建ってしまってからでは何ともならない」ことだらけです。
つまり、もう取り返しがつかないから諦めるしかないということです。
何千万円という高い買い物をして、何年もの間ず~っと住宅ローンの返済をしていかなければならないのに・・・
不満と後悔が残る家に住み続けるのは、かなり辛いものがあることは想像できますね。
家づくりにおいて、間取りの失敗ほど大きな失敗はないと言えますし、その逆に、間取りに成功すれば、家族が幸せに暮らせる理想の家づくりに成功できたことになります。
では、実際にあった間取りの悲惨な失敗例をご紹介しましょう。
実際にあった間取りの悲惨な失敗例
あなたは、『大改造!!ビフォーアフター』(朝日放送系)というTV番組を知っていますか?(番組は放送終了してます)
古くて住み難い家を匠と呼ばれる建築士や大工がリフォームを行っていくというTV番組ですが、リフォーム前と後の家がどのような変化を遂げたかを見せてくれました。
リフォーム完成後の多くは、生まれ変わった我が家に依頼者は感動して大成功!といった感じですが、実はすべてが大成功というわけではありませんでした。
中には改造された家に不満を持つ依頼者が、設計士を相手にトラブルになったリフォームもありました。
この失敗例は、新築ではなくリフォームの例ですが、新築家づくりであっても通じることであるのでご紹介します。
その記事がこちら↓
「劇的ビフォーアフター」住めなくなった我が家!週刊文春で実名告白
記事の一部を抜粋して見てみましょう。
彼は築48年の中古住宅を10年前に購入したが、敷地に高低差があり、一番大きいのは70㎝もあった。階段を作って上り下りしていたが、踏み板が狭く、妻が転んでアキレス腱を切ったこともあり、改造に踏み切ったのだそうだ。見積もりは2100万円。リフォームにしてはかなりの高額である。しかも見せられたのは手書きの見取り図だけで、滝澤氏と中薗氏が完成までに会ったのはたった2回。できた家に入って中薗氏はビックリ仰天する。70㎝の段差はそのまま残り、外壁の色が違い、二階の部屋は狭く暗くなるし、1階は以前より寒くなってしまったというのだ。そこで局側と話し合い、第三者に調査を依頼すると、「リフォーム以前の建物より、品質が悪くなっているという点。基礎、耐力壁、断熱、防火など、あらゆる箇所で瑕疵が見受けられます」(日本建築検査研究所岩山健一氏)※上記ページより一部引用
このような悲惨な結果になった要因のひとつは、リフォームプラン(間取りプラン)を設計士にすべて任せてしまったからですね。
依頼者に感動を与えるという番組趣旨があるので仕方がないことなのですが、新築の家を建てる場合であっても、住宅会社に任せてしまうとこのようなことになりかねないという悲惨な失敗例です。
なぜ、間取りで失敗してしまうのか?原因はこれ!
間取りで失敗してしまう原因としては次の3つが大きいのではないかと思います。
- 施主が間取りの重要性を軽く感じている。
- 複数の注文住宅会社の間取りプランを検討しない。
- 施主自身が考えた間取りプランで施工させてしまっている。
では、それぞれの失敗原因について考えてみましょう。
【失敗原因1】施主が間取りの重要性を軽く感じている
理想の家づくりにおいての間取りの大切さは、ほとんどの施主は意識しているでしょう。
しかし、間取りが一番重要だと考えている施主は多くないようです。
その理由は、間取りに失敗すると悲惨な後悔だけがずっと残ることを想像できないからかもしれません。
外観がどれほどカッコ良くても、どんなに高級な設備が備わっていても、生活し難い間取りであっては、幸せな暮らしどころか、自分の家が嫌になってしまいます。
人間は、様々なことにおいて、失敗して初めてその大切さを知ることができる場合が多いのですが、こと家づくりの失敗に関してはそのようなことを言ってられないのです。
昔から、家は3回建てて本当に満足できる家にできると言われるのは、失敗を経験して良い家になっていくということでしょう。
しかし、何千万円もする家を3回も建てられる人は、そうそういないですよね。
1回で理想の家を建てるためにも、間取りの重要性を知っていただき最適な間取り作りをしましょう。
このあとで解説する『間取りで成功する秘訣』を実行していただくと、間取りで失敗する可能性がグンと低くなるので参考にしてください。
【失敗原因2】複数の注文住宅会社の間取りプランを検討しない。
「間取りのことはよく分からないから、大手ハウスメーカーに任せてしまおう。」とか、
「間取りは住宅会社のプロに任せれば大丈夫だろう。プロなんだから、どの会社だってそんなに変わらないだろう。」
などと考えて、間取りプランをハウスメーカーにすべて任せてしまったり、複数の会社に作成依頼をしない人が多いです。
しかし、家づくりにおいて、間取りを考えるほど奥が深いものはないと言われるように、プロが考えたとしても様々なプランが提案されます。
ハウスメーカー任せにしてしまうと、過去の施工例の中から、その敷地の大きさや形に合わせた間取りプランを提案されることになります。
もしその提案が、偶然にも施主の理想とする家の間取りに合致しているものであれば良いのですが、そうではない場合が多いです。
へたをすると、まるで建売住宅のような家になってしまいかねません。(建売住宅が悪いと言っているわけではありませんのであしからず…)
せっかく注文住宅で家を建てるのですから、自分たちが暮らしやすいオリジナルの間取りをじっくりと考えるべきだと思いませんか?
とはいっても、やはり私たちは素人なので自分で間取りを考えるのは難しいです。
それを解決する方法としては、できる限り多くの注文住宅会社に間取りプランを作成してもらい、比較検討することです。
それぞれに特徴ある間取りプランを見て、頭の中でその間取りでの暮らしを想像(シミュレーション)してみると、どんな間取りが自分たちに適しているのかが分かってきます。
また、多くの間取りプランからは、より良い間取りのヒントが得られることも多々あります。
多数の間取りプランを比較検討すると、自然に間取りに対する知識も深まっていきますし、理想の間取りを考えるのが楽しくなってきます。
そして、「この会社の提案は、自分たちの暮らしのことを親身になって考えてくれているなあ〜」
と感じられる素晴らしい会社に出会える可能性も高くなります。
このように、間取りをひとつの会社に任せることなく、複数会社の間取りプランを比較検討することは成功する家づくりに大きなメリットとなります。
【失敗原因3】施主自身が考えた間取りプランで施工させてしまっている。
上記の内容とは逆の話になりますが、施主が自分だけで間取りを考えて、それを注文住宅会社に施工させてしまう失敗です。
施主自身も間取りを考えることは大切なことですが、自分だけの考えを押し通すことは絶対にしないほうがいいですね。
所詮、私たちは素人なのですから、家づくりにおいて最高度に難しいといわれる間取り作成を自分だけの知識でやってしまうことは失敗のもとになるでしょう。
まずは、自分たちの要望や希望をプロに伝えて間取りプランを作成してもらい、それを検討して理想の間取りに近づけていくという手順が成功の秘訣だと思います。
では、間取りで成功する秘訣をまとめてみましょう。
間取りで成功する秘訣!
間取りで成功する秘訣は、この上でお伝えした間取りで失敗する3つの原因をつぶすことです。
つまり、
間取りで失敗しない秘訣
ということになります。
ここまで読んでいただいたあなたなら、間取りの重要性は認識していただいていると思いますので、複数の注文住宅会社の間取りプランの比較検討の方法について考えてみることにしましょう。
複数会社の間取りプランの比較検討方法
間取りプランを作成してもらうためには、まずはどんな家を建てたいのかの要望や希望をまとめることから始めます。
実際にそれが可能か不可能かは別として、マイホームで叶えたい願いを家族で出し合いましょう。
もちろん、予算も決めておく必要があります。
そして、注文住宅会社に行き、それらを伝えて間取りプランの作成依頼をします。
ほとんどの注文住宅会社では、間取りプランは見積もりを含めて無料で作成してくれますが、必ずセールス活動は受けることになります。
何度も電話がかかってきたり、自宅に訪問をされることもあるでしょう。
しかし、相手も商売なので仕方がありません。
この上でも書きましたが、間取りで失敗しないためには、複数の間取りプランを比較検討することが必須です。
ですから、複数の注文住宅会社に行って、同じ説明をして間取りプラン作成の依頼をしなければなりません。
しかし、実はこれ、労力も費やし時間もかかるので、なかなか大変なんです。
正直に申し上げると、なかなかどころか「めっちゃめちゃ大変!」です。
「ハウスメーカーが集まる住宅展示場に行けば簡単に済むんじゃないの?」と思われ方もおられるでしょう。
住宅展示場に行ったことがある方なら分かると思うのですが、1日かけても訪問できるハウスメーカーは3社程度でしょう。
訪問目的が間取りプランの依頼であり、見学だけではないので、1日に2社が限界かもしれません。
ここまで、複数社と表現してきましたが、何社くらいかといいますと、最低でも10社、できれば20社以上の間取りプランを手に入れたいですね。
間取り作成依頼の流れは、住宅展示場のモデルハウスに入って、まずは受付をしてから、中を見学して営業マンの説明を受けます。
それから、家を建てることについての話をして間取りプランの依頼へと進みます。
それに要する時間が短くて2時間、しっかりと説明依頼をすると3〜4時間くらいかかります。
ひとつのメーカーでそれだけの手間と時間がかかるのですが、はっきり言ってかなり疲れます。
それを1日に2社、3社と行うことは、かなりの疲労度を負うことになります。
さらに、その日からハウスメーカーのセールス活動が開始されることは覚悟しなければなりません。
私の経験では、その日の夜に営業マンが自宅訪問してきました。
ヘトヘトに疲れていたので、すぐにお引き取り願いましたが。。。
翌日からも何度も電話がかかってきましたが、訪問するメーカーが多くなると、このようなセールス活動をバンバン受けることになってしまいます。
このようなことが苦痛に感じられる方は、
「もううんざり!複数の間取りプランも作ってもらえなくていいから、早くどこか1社に決めよう」
ということになってしまうんです。
その結果、間取りに失敗した家を建ててしまい、「もっとしっかりと間取りを検討すればよかった」と後悔するこになりかねません。
結局、後悔しないためには、どれほど苦労して苦痛を感じても我慢をして、注文住宅会社訪問を続けるしかないのでしょうか?
確かに数年前まではそうするしかなかったのですが、実は今はもっと簡単に手間なく複数会社に間取りプランの依頼ができる方法があるので、ここでご紹介します。
これは便利!間取りプラン一括依頼サイト
では、ご紹介しましょう。
複数住宅会社に間取りプラン作成を一括依頼【無料】ができるインターネットサービスです。
タウンライフ家づくりというサイトです。
実際、私も利用しましたので、そのときの体験談をまとめています。
私がタウンライフでもらった間取りプランや見積書、カタログなどの資料の写真も見ていただけますので、参考にしてください。
私が実際に利用してみた限り、かなりおすすめです。
もし自分でするとしたら、苦労が多くてもの凄く大変な依頼作業をネットから1度入力するだけで、すべて代行してくれるのですから、本当に便利でありがたいサービスです。
私の実際の利用体験談を読んでいただいたとしたらお分かりいただけると思うのですが、ハウスメーカー営業マンの過剰なセールス活動も受けることなく、間取りプランのほか家づくりに役立つ資料もたっぷりと無料で手に入れることができます。
ネットにある家づくりに関わるサイトの中では、最も利用価値の高いサービスだと思います。
「間取りで失敗したくない」、「複数会社の間取り依頼でうんざりする苦労をしたくない」と思われる方は、タウンライフ家づくりの利用を検討してみてはいかがでしょう。
利用しないと損と言っても過言ではない、おすすめサービスです。