家って500万円くらい簡単に損しちゃう実話

土地ありの人が注文住宅で家を建てるための費用について

注文住宅の費用

土地が無い人が注文住宅で家を建てるには建設費だけでなく土地の購入費用もかかりますが、土地ありの人はこれが不要となります。

管理人
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ただし、土地の購入費にあたる費用をすべて住宅建築費にまわせるかというとそういうわけにはいかないことがあります。

そこでここでは、土地がある人が注文住宅で家を建てる際に必要になるお金について、詳しくご説明していきましょう。

地盤調査の結果によっては土地改良工事が必要

地震や土砂崩れなどの自然災害に強い家を作るには、何よりも家を建てる土地の地盤が強固であることが大事です。

また自然災害以外にも地盤が軟弱な場合、家の重みによって地盤沈下が起こる危険性もあるので土地の地盤が軟弱な場合は、土地改良工事(地盤改良工事)は必須となります。

土地改良工事は全ての土地に必要になるわけではありませんが、地盤調査結果において地盤が弱いと判断された場合には必ず行わなければならない工事です。

土地改良工事の工法には表層改良、柱状改良、鋼管杭工法の3種類があり、それぞれに費用が異なります。

土地改良工事の工法

最も安いのは表層改良で一般的な広さの住宅が建つ土地で60万円前後、費用が中間となる柱状改良は約100万円、費用がいちばん高い鋼管杭工法では120万円ほどが工事費用相場となっています。

どの工法で土地改良工事を行うかは、工事費用が高い方が必ずしも良いということではありません。

コストが高い工事工法が、実はその土地には適してしていなという場合も多くあるからです。

土地改良工事の工法は、地盤調査の結果からどの工事工法が最も適しているかを判断して選択することが大切になります。

また、選択された工法においても、改良が必要な地中深度や打込む杭の本数によっても金額には違いが出るため、相場以上にかかることも少なくありません。

家の建て替えであっても地盤調査は行う必要があります。

既に家がある土地の場合は、もう家が建っているのだから地盤調査の必要がないように思われがちですが、地盤調査は行わなければなりません。

新築住宅の建築工法に合わせた地盤の改良をしなけばならないことも理由のひとつです。

地盤調査の費用相場は、一般住宅の調査で最もポピュラーとされるスウェーデン式サウンディング試験の場合、一般住宅の敷地面積で10万円前後となっています。

土地の地盤調査

家族が安全に安心して暮らすことができる家にすることを考えると地盤調査費用はそれほど高くはありませんね。

ただし、地盤調査は建て替える家が建っている状態では行うことができないため、土地改良工事が必要になるかどうかは、旧家を解体してからでないと分かりません。

そのため、土地改良工事にかかる費用を事前に準備しておくことが大事で、これも含めた余裕のある資金計画を立てておきましょう。

結果的に土地改良工事不要となれば外構工事などの費用に回せばよいだけなので、資金を準備しておいても無駄になることはありません。

足りなくなって慌てるよりは必要なものとして確保しておくことで、建設費用の総額に大幅な差が出ることもないでしょう。

建設費以外の出費にも注意

注文住宅で家を建てる時にかかる費用のうち、総費用の3割程度は本体の建設費用以外の出費だと考えておきましょう。

平均的な総建設費用は40坪の住宅で3500万円ほどですが、このうち1000万円前後は諸費用や付帯工事費です。

つまり、家自体の建設費(本体工事費)で2500万円の注文住宅にしたいと考えた場合、別に1000万円程度は用意しておく必要があるというわけです。

参考 本体工事費を2500万円とした場合の費用の目安

本体工事費2500万円
付帯工事費700万円
諸費用300万円
合計3500万円

参考 注文住宅総費用の割合の目安

注文住宅総費用の割合の目安

保有している土地に住宅が建っている場合には住宅解体費用が上乗せされるため、通常よりも付帯工事費が高くなります。

解体費用は簡単に価格が算出できるものではなく、立地条件によって費用相場が異なります。

住居解体現場に重機が入れない場所は人件費も工事日数もかかりますし、木造か鉄筋コンクリート造かによっても相場が違うということです。

解体費用の相場として一坪当たりの目安になる金額は、木造住宅で2万円~4万円、鉄筋コンクリートで3万円~6万円となります。

また、解体業者によって意外に費用の違いが生じるため、できれば複数の解体業者で相見積もりを取ることをおすすめします。

ただし、注意したいことは格安解体業者の中には、解体工事後に出る産業廃棄物を適切に処理をしない業者や、近隣住民とトラブルになるような工事をする業者もいます。

解体業者を選ぶ祭には、費用の安さだけではなく、本当に信用があり信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

住居解体費の他にかかる費用としては塀や門などを設置する外構工事、ローンの手数料、火災保険料などがあります。

さらに細かい出費の中には、例えば提出する書類に貼る収入印紙などがあります。

収入印紙を貼らなくてはならない書類は、意外に多いため思った以上に出費が増えていくと思って良いでしょう。

これらはその都度現金で支払うことになるので、建設費用とは別に自由に動かせるお金をある程度確保しておくことも大事です。

家本体の建築費用は3000万円~3500万円が相場

総建築費用の平均額は、3000万円~3500万円と言われており、このうち家本体の建築費用(本体工事費)は2000万円~2800万円となります。

坪単価での目安としては50万円から80万円ほどと考えられますが、都道府県や工務店、ハウスメーカーによる違いも大きい部分です。

近年人気のローコスト住宅では、坪単価の目安は40万円台のようですが、中には坪単価が30万円台のローコスト住宅もあります。

ただし、オプション設定がされている設備も多いので、自分が好みのオプションを選んでいくと案外標準的な坪単価になることも多いようです。

費用と設備に納得できるかよく考えましょう!

本体工事費2000万円台前半では選べる間取りの幅は広いものの、建築資材や導入設備のグレードはそれほど希望通りにはいかないことが多いようです。

自然素材、気密性や防音、遮音など家の材料や機能にこだわるのか、暮らしやすい間取りにこだわるのか重視する部分を絞る必要があるでしょう。

本体工事費が2000万円台後半の予算があれば、素材や機能と間取りにもある程度こだわった家作りが可能です。

キッチンやバスなどの設備にかかる付帯工事費やオプション設定に、もう少し比重を置くこともできます。

最新の設備で生活の利便性や快適性を求めたいという場合は、建設費ではなく付帯工事費の割合を増やすことを考えても良いでしょう。

建築費用には資材費だけでなく人件費なども含まれているので、大幅にコスト削減することは難しいとも言えます。

ただし、どうしても譲れない部分以外で柔軟性のあるプラン作りをすれば、予算内で満足できる設備の家を建てられるはずです。

ハウスメーカーや工務店選びで費用に大きな差が出ることも

定価のない注文住宅の建設費用は、どこのハウスメーカーや工務店に依頼するかで費用にも差が出ます。

大手ハウスメーカーは会社の規模の大きさや知名度の高さで、安心感と信頼感があることは間違いないでしょう。

しかし地元工務店に比べると費用が高めになることも事実で、それが質の良さの現れとだけは言えない部分もあります。

とはいえ、広告費をかけない地元密着型の地元工務店の方が良い家を安く建てられるとも言い切れないでしょう。

例えば、小規模工務店では資材を大量に一括購入することはないので、資材費はハウスメーカーよりもコスト高になります。

また、工場でプレカットした資材を使わず、大工による手作業が多くなる建築工法であれば、工事期間も長くなりその分の人件費もかかります。

このあたりを見極めるためには、やはりより多くの住宅会社の間取りプランと見積もりを比較検討することが大切になりますね。

注文住宅で家を建てるためには何千万円も使うことになるので、適正価格で理想の家づくりを実現してくれる信頼できる業者を選ぶことが重要なポイントとも言えます。

希望や要望をしっかりと聞いてくれて、さらにコスト削減のための提案やプロならではのアドバイスをしてもらえる業者探しのためにも、見積もりの比較検討は必須です。

土地ありで注文住宅で家を建てる場合であっても、建築費用以外に多くのお金が必要なことは間違いありません。

家づくりを始めてから予想外の出費に慌てないためにも、事前に予算計画は綿密に立てておきましょう。