注文住宅で後悔しないために!最初のステップが成功のカギ
注文住宅を考え始めたとき、「何から始めればいいの?」と迷う人は多いものです。いきなり住宅展示場に行く人も少なくありませんが、実はそれが失敗のもとになることもあります。
この記事では、注文住宅を検討し始めた人がまずやるべきことを解説し、スムーズに家づくりを進めるためのポイントを紹介します。
この記事でわかること
- 注文住宅を建てる前に最初にやるべきこと
- 住宅展示場に行く前に情報収集をすべき理由
- 効率的で確実な情報収集の方法
まずは、なぜいきなり住宅展示場に行くのがNGなのかを解説します。
注文住宅の第一歩は「情報収集」から!
注文住宅を考え始めたとき、多くの人が最初に思いつくのが「住宅展示場に行ってみる」ことです。しかし、何の準備もなく展示場に行くのはおすすめできません。その理由と、最初にやるべき「情報収集」について解説します。
住宅展示場に行く前にやるべきこと
住宅展示場には、大手ハウスメーカーのモデルハウスが並んでいます。実際の建物を見て具体的なイメージを持つことができるため、有益な情報源の一つです。しかし、以下のような理由から、いきなり住宅展示場に行くのは避けたほうがよいのです。
- ハウスメーカーの営業に流されやすい
住宅展示場には、各社の営業担当が待機しています。来場者の希望を聞きながら自社のプランを勧めてきますが、その場の雰囲気で契約を急いでしまう人も少なくありません。事前知識がない状態だと、適正価格や他社との比較ができず、不利な契約になりやすいのです。 - モデルハウスは「理想的すぎる」仕様になっている
住宅展示場のモデルハウスは、各社が自社の最高仕様を詰め込んだものです。そのため、実際に建てる場合よりもグレードが高く、予算オーバーになりがちです。事前に自分の希望や予算を整理しておかないと、「このくらいの家が普通」と錯覚してしまうことがあります。 - 選択肢が限られてしまう
住宅展示場に出展しているのは、大手ハウスメーカーが中心です。中小の工務店や地域密着型の優良な住宅会社もありますが、展示場には出展していないことが多いため、最初に展示場だけを見てしまうと選択肢を狭めてしまう可能性があります。
このようなリスクを避けるために、住宅展示場に行く前に情報収集を行い、ある程度の知識をつけておくことが大切です。
まずは「家づくりの基本」を理解する
情報収集の第一歩として、まずは注文住宅の基本を理解しましょう。以下のようなポイントを押さえておくと、展示場に行ったときにも冷静な判断ができるようになります。
- 注文住宅と建売住宅の違い
自由度の高い注文住宅と、完成済みの建売住宅のメリット・デメリットを比較し、自分に合った選択を考える。 - ハウスメーカーと工務店の違い
全国展開しているハウスメーカーと、地域密着型の工務店では、価格・デザイン・アフターサービスなどに違いがある。 - 建築費用の目安
予算を考える際に、建物本体の価格だけでなく、土地代・諸費用・外構費なども含めて試算する。 - 住宅ローンの基礎知識
自己資金の割合や借入可能額を事前に把握し、無理のない返済計画を立てる。
これらの情報を得ることで、住宅展示場での見学や住宅会社選びの際に、冷静に判断できるようになります。
情報収集の方法
注文住宅に関する情報を集める方法はいくつかあります。
- インターネットで調べる
住宅メーカーの公式サイトや、住宅情報サイト(SUUMO、LIFULL HOME’Sなど)を活用する。 - 書籍を読む
注文住宅に関する専門書を読むことで、基礎知識を身につける。 - 口コミや体験談を参考にする
SNSやブログで、実際に注文住宅を建てた人の体験談を調べる。
ただし、これらの方法では、膨大な情報の中から正しい情報を取捨選択しなければならないため、効率よく情報収集するのは難しい場合もあります。そこで、次の章では、効率的で確実な情報収集の方法を紹介します。
効率的で確実な情報収集の方法
注文住宅を成功させるためには、住宅会社の情報をできるだけ多く集め、比較検討することが重要です。しかし、インターネットや書籍、口コミを頼りに情報を集めるのは時間も手間もかかります。そこでおすすめなのが、一括資料請求サービスの活用です。
住宅メーカー・工務店の比較が重要
注文住宅を建てる際、多くの人は「大手ハウスメーカー」と「地域の工務店」のどちらに依頼するかで迷います。それぞれにメリット・デメリットがあるため、複数の会社を比較しながら自分に合った住宅会社を選ぶことが大切です。
- 大手ハウスメーカー
- ブランド力があり、安心感がある
- 住宅展示場で実物を見学できる
- アフターサービスが充実している
- 価格が高めになりがち
- 地域の工務店
- 地域密着型で親身な対応が期待できる
- 独自のデザインやこだわりの家が建てられる
- 大手よりもコストを抑えられる場合が多い
- アフターサービスの内容が会社によって異なる
これらの違いを理解し、自分の希望に合った住宅会社を選ぶことが重要です。しかし、住宅メーカーや工務店は数多くあり、それぞれの特徴を調べるのは大変な作業です。そこで活用したいのが、一括資料請求サービスです。
「タウンライフ家づくり」「ホームズ注文住宅」の一括資料請求が便利な理由
効率的な情報収集には、「タウンライフ家づくり」と「ホームズ注文住宅」のような一括資料請求サービスが便利です。これらのサービスを活用することで、以下のようなメリットがあります。
タウンライフ家づくりの特徴とメリット
- 複数の住宅メーカー・工務店から間取りプランや資金計画書を無料で取り寄せできる
- 自分の希望条件を入力するだけで、最適な住宅会社を紹介してもらえる
- ハウスメーカー・工務店の比較が一度にできるため、手間をかけずに最適な業者を選べる
ホームズ注文住宅の特徴とメリット
- 全国のハウスメーカー・工務店のカタログをまとめて請求できる
- 住宅会社ごとの施工事例やプランを比較できる
- 最新の住宅トレンドや設備情報を得られる
このような一括資料請求サービスを利用することで、効率的に情報を集め、複数の住宅会社を比較検討することができます。
資料請求で得られる情報の活用方法
一括資料請求で取り寄せた資料は、以下のポイントに着目して比較すると、住宅会社ごとの特徴を把握しやすくなります。
- 間取りプランの提案内容
- 自分たちの希望する間取りにどれだけ対応できるか
- 家事動線や収納スペースの考え方
- 価格帯・費用の目安
- どのくらいの予算でどのグレードの家が建てられるのか
- 各社の坪単価や見積もりの内容
- 工法や構造の違い
- 木造・鉄骨造などの工法の違い
- 断熱性や耐震性などの性能
- アフターサービスの内容
- 何年間の保証があるか
- 定期点検やメンテナンスの体制
資料を比較しながら気になる住宅会社を絞り込み、次のステップとして住宅展示場の見学や個別相談を行うと、スムーズに注文住宅の計画を進めることができます。
次の章では、注文住宅の予算や資金計画の立て方について詳しく解説します。
予算と資金計画を立てる
注文住宅を建てる際、最も重要なのが「予算と資金計画」です。資金計画を誤ると、理想の家を建てられなかったり、住宅ローンの返済に苦しんだりすることになりかねません。ここでは、無理のない資金計画を立てるためのポイントを解説します。
予算を決めるために考えるべきポイント
注文住宅の予算を決める際に、まず考えなければならないのは「総額」です。注文住宅の費用は、建物の価格だけでなく、土地代や諸費用を含めたトータルコストで考える必要があります。
- 建物本体価格
- 住宅会社の提示する「建築費用」のこと
- 坪単価×延床面積で概算できる
- 付帯工事費
- 基礎工事、外構工事、給排水設備工事など、建物以外にかかる工事費
- 建物本体価格の20~30%が目安
- 土地代(※土地を購入する場合)
- 立地や広さによって大きく異なる
- 土地購入時の仲介手数料や測量費も考慮する
- 諸費用
- 住宅ローンの手数料、登記費用、火災保険料など
- 総費用の5~10%程度を見込む
例えば、「建物本体価格2,500万円+付帯工事費500万円+土地代2,000万円+諸費用300万円」の場合、総額は5,300万円になります。
住宅ローンの基本と借入可能額の目安
住宅ローンを利用する場合、どれくらいの借入が可能なのかを事前に把握しておくことが重要です。借入可能額の目安は、年収の5~7倍が一般的ですが、無理のない返済計画を立てるためには、「月々の返済額」から逆算するのがよいでしょう。
- 返済負担率(年収に占める住宅ローン返済額の割合)
- 25%以下:安全圏(ゆとりのある返済が可能)
- 30%前後:やや負担が大きい
- 35%以上:リスクが高い
例えば、年収600万円の人が返済負担率25%で考えると、年間の返済額は**150万円(月額約12.5万円)**になります。この場合、金利1.5%・35年ローンの条件で考えると、借入可能額は約4,200万円となります。
自己資金とローンのバランスを考える
住宅ローンを組む際には、自己資金とのバランスを考えることが大切です。自己資金(頭金)が多いほど、借入額を抑えられ、金利負担を軽減できます。
- 頭金ゼロでもローンは組めるが、リスクが高い
- 頭金は「購入総額の20%程度」が理想(例:5,000万円の家なら1,000万円)
- 手元に生活予備費を残しつつ、無理のない範囲で頭金を準備する
また、住宅ローンには「固定金利」と「変動金利」があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
| 金利タイプ | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 固定金利 | 返済額が一定で安心 | 変動金利よりも金利が高め |
| 変動金利 | 低金利で借入可能 | 金利上昇リスクがある |
住宅ローンを選ぶ際は、金利だけでなく、繰上げ返済のしやすさや手数料も確認しておきましょう。
次の章では、土地探しの基本と注意点について詳しく解説します。
土地探しの基本と注意点
注文住宅を建てるためには、まず「どこに建てるか」を決める必要があります。土地がなければ家は建てられませんし、立地条件によっては建築費用や住みやすさにも大きな影響を与えます。ここでは、土地探しの基本と注意点を解説します。
希望エリアの相場を把握する方法
土地探しを始める際、まずは希望エリアの土地価格の相場を知ることが大切です。相場を知らずに探し始めると、「高すぎる」「安すぎる」といった偏った判断をしてしまい、適正価格の土地を見極めるのが難しくなります。
土地の相場を調べる方法として、以下のようなものがあります。
- 不動産ポータルサイトで検索する
- 「SUUMO」「LIFULL HOME’S」「アットホーム」などの不動産情報サイトで、希望エリアの売地情報を確認する
- 同じエリア内でも、駅からの距離や土地の広さによって価格が変わることを意識する
- 公示地価・路線価を調べる
- 国土交通省の「土地総合情報システム」では、全国の公示地価を調べられる
- 国税庁の「路線価」も、土地の税務評価額の目安として参考になる
- 不動産会社に相談する
- 地域の不動産会社に問い合わせると、未公開の土地情報を教えてもらえることもある
- 相場感を知るためにも、複数の不動産会社とやり取りするのがベスト
ハウスメーカー・工務店と並行して土地を探すべき理由
土地探しを不動産会社に任せる人も多いですが、ハウスメーカーや工務店と並行して進めるのが理想的です。その理由は、建物のプランと土地の条件が密接に関わるためです。
- 土地によって建てられる家が変わる
- 形が irregular な土地や、高低差のある土地では、思い描いていた間取りが実現しにくい
- 地盤が弱い場合、補強工事が必要になり、余計なコストがかかる
- 建物のプラン次第で最適な土地が異なる
- たとえば、平屋を希望するなら、ある程度広い土地が必要
- 南向きのリビングを希望するなら、日当たりを考慮した土地選びが重要
- ハウスメーカーが土地探しをサポートしてくれることもある
- 提携している不動産会社から、建築条件に合った土地を紹介してもらえる
- 土地探しから相談できるプランもあるので、選択肢を広げられる
良い土地を見極めるポイント
土地を選ぶ際には、単に「価格が安い」「広さが十分」という理由だけで決めるのではなく、以下のポイントをチェックしましょう。
- 周辺環境(生活の利便性)
- スーパー、病院、学校、駅までの距離
- 交通の便が良いか(バスの本数や渋滞の有無など)
- 日当たりと風通し
- 周囲に高い建物がないか、隣の建物との距離は十分か
- 朝・昼・夕方と、時間帯を変えて現地を確認する
- 地盤の強さ
- 過去の地震被害や地盤沈下の履歴を調べる(ハザードマップを活用)
- 地盤が弱い場合、改良工事の費用が発生する可能性がある
- 用途地域と建築制限
- 住宅が建てられる用途地域かどうかを確認(工業地域などは避ける)
- 建ぺい率・容積率を確認し、希望の建物が建てられるかをチェック
土地は一度購入すると変更できないため、慎重に選ぶことが大切です。最適な土地を選ぶためには、ハウスメーカー・工務店と連携しながら、情報収集を進めることが重要です。
次の章では、これまでのポイントを振り返り、注文住宅を成功させるためのまとめを行います。
まとめ
注文住宅を成功させるためには、「最初のステップ」が非常に重要です。やみくもに住宅展示場に行くのではなく、事前に情報収集をしっかりと行い、計画的に進めることが成功のカギとなります。
注文住宅を成功させるためのステップ
- 情報収集をする(住宅展示場に行く前に!)
- いきなり住宅展示場に行くと、営業トークに流される可能性がある
- まずは、注文住宅の基本やハウスメーカー・工務店の違いを理解する
- 効率的に住宅会社を比較する
- 「タウンライフ家づくり」「ホームズ注文住宅」の一括資料請求を活用する
- 間取りプランや資金計画書を比較し、自分に合った住宅会社を見極める
- 資金計画をしっかり立てる
- 総予算を把握し、住宅ローンの借入可能額を試算する
- 自己資金と住宅ローンのバランスを考え、無理のない返済計画を立てる
- 土地探しを慎重に進める
- 立地条件や土地の相場を確認し、住みやすい環境を選ぶ
- ハウスメーカー・工務店と並行して土地を探し、建築プランに適した土地を見つける
まずは「一括資料請求」から始めよう
注文住宅を建てるには、さまざまなステップがありますが、最初にやるべきことは正しい情報を集めることです。効率的な情報収集のために、一括資料請求サービスを活用し、複数の住宅会社を比較することで、後悔しない家づくりを進められます。
「何から始めればいいかわからない…」という人は、まずは一括資料請求をしてみましょう。そこから、理想の家づくりが始まります。
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