注文住宅で安く家を建てるためにはメーカーごとの坪単価を知ることも大事で、比較材料の一つとして考えることができます。
ここではハウスメーカーの坪単価をランキング形式で紹介しますので、メーカー選びの参考にしてください。
ハウスメーカー坪単価ランキング
ローコスト住宅を普及させたメーカーとして知られるタマホームは、他メーカーに比べると確かに坪単価の安さが目を引きます。
創業は1998年とハウスメーカーの中では若い会社ですが、年間の着工棟数も着実に増やしています。
安く家を建てられるということで品質に不安を感じる人もいるようですが、コストと品質のバランスも悪くありません。
もちろん高級ハウスメーカーに比べると資材や設備のグレードは下がりますが、コストパフォーマンスに優れています。
一般的な住宅にかかる建設費用の平均は3000万円~4000万円と言われますが、タマホームでは半分の価格で建設可能です。
坪単価20万円台は地域密着型の工務店と変わらない価格であり、それを実現しているのがコストダウンに対する企業努力です。
中間業者へのマージンで高くなりがちな、ハウスメーカーならではのデメリットを解消したとも言えるでしょう。
知名度に比べると坪単価が安いと言われるのが住友不動産です。
グッドデザイン賞受賞の家など、デザイン性にこだわる人にも人気がありますが技術力にも定評があります。
総合デベロッパーという強みを生かし、不動産のプロとして的確なアドバイスをもらうこともできます。
家作りが初めての人でも安心して任せられるハウスメーカーとして、価格以上に満足できる家が建てられるでしょう。
高価格帯の商品では木にこだわった耐用年数の長い家、地震や火事に強い家など機能性で工法を選ぶこともできます。
長く住める家をできるだけ安くという人にも向いているメーカーで、低価格帯の商品でも満足できるという人も多いようです。
国内の2大ハウスメーカーの一つである大和ハウスでは、長期保証が受けられるという安心感があります。
建設プランや工法も豊富で木造住宅から鉄骨造り、平屋まで希望通りの家を建てることができます。
モデルハウスや住宅見学会など家を建てたい人向けのサービスが充実しており、情報収集も簡単にできるはずです。
坪単価40万円の住宅でも外観や間取りのバリエーションが豊富で、自由度を求める人にも向いています。
3階建てや4階建て、周辺の景観に自然に溶け込む家など機能とデザインのバランスが取れた家作りも得意なメーカーです。
信頼の高さを考えれば、坪単価40万円台から建てられる家はかなりお得と言えるでしょう。
予算は少ないけれど安心できるメーカーで建てたいという人にはお勧めです。
ハウスメーカーとして40年以上の歴史を持つ積水ハウスは、大手ハウスメーカーの代表と言っても良い存在です。
CMなどでよく見かける、広告を目にする機会が多いなど家を建てようと思う前から馴染みのあるメーカーとも言えます。
他のメーカーより引き渡し数が多く、様々なシリーズの商品を展開しているため選択肢が多いのも魅力の一つです。
全棟次世代省エネ基準をクリアするなど、環境に対する取り組みも評価されており顧客満足度でも上位にランキングされます。
営業力が強いメーカーとしても知られており、その機動力はアフターサービスにも生かされています。
住み始めてから家に問題が起きた時の対応もスムーズで、安心して建設を依頼するメーカーと言えるでしょう。
ただ坪単価は約50万円からとなっていますが、主力商品の多くは60万円程度の坪単価となっているため注意が必要です。
坪単価では他のメーカーより不利な三井ホームですが、
デザイン力の高さで幅広い層に支持されています。
三井ホームでは設計を外部の建築家やインテリアコーディネーターに依頼しており、それがデザイン性の高さに繋がっています。
標準仕様では難しい特殊な施工にも対応可能なため、家にこだわりを持つ人にも人気のメーカーです。
これまでの施工実績でも他社にない特徴を持つ家が多く、柔軟な対応が可能なことがわかります。
価格が高くなっても個性的な家を建てたい、外観にまでこだわった家作りをしたいという人にもお勧めです。
規格型住宅では坪単価が50万円台でも建設可能ですが、こうした商品でもデザインの良さが際立っています。
飽きずに住める家として万人受けするデザインにも対応できるところが、三井ホームの強みでもあります。
「ハウスメーカー=坪単価が高い」とは言い切れません
坪単価のランキングでは大手ハウスメーカーがズラリと並びますが、同じハウスメーカーであっても商品によっては、坪単価を比較すると倍以上の開きがあります。
メーカーだから高いとは言い切れないことは明らかで、こうした調査結果を知ることで業者選びの選択肢も広がるでしょう。