家って500万円くらい簡単に損しちゃう実話

注文住宅の申込金が返金されない【失敗事例から学ぶ家づくり】

失敗事例から学ぶ家づくり

注文住宅会社との仮契約をキャンセルしたのに、その時に払った「申込金が返金されない」失敗事例について解説します。

結論からいいますと、注文住宅の申込金は原則返金されないと考えるべきです。

では、申込金が返金されない失敗事例からみていきましょう。

「注文住宅の申込金が返金されない」失敗事例

失敗事例から学ぶ成功する家づくり
失敗事例

営業マンに特別割引キャンペーンの申し込みをするには、仮契約をして申込金(10万円)が必要と言われ支払ったが、その後キャンセルしても申込金が返金されなかった。

最初の間取りプランと見積書の作成は無料であったが、2回目からは仮契約をして申込金を払う必要があった。申込金を払ったが、何回作り直しても良いプランが出てこないので嫌気がさして仮契約破棄をしたが、申込金は返金してくれなかった。

月末までに仮契約をして申込金を払えば、200万円分のメーカー設定オプションを付けてくれると言うので仮契約したが、あまり必要性のないメーカー設定オプションが多いのでキャンセルしたが申込金は返してもらえなかった。

コン吉
コン吉

申込金を払えばお得ですよとか、申込金を払わないと前に進めませんなどと言われると、お金を払ってしまうかもしれませんね。

管理人
管理人

では、「注文住宅の申込金が返金されない」失敗の原因と回避方法を考えてみましょう。

「注文住宅の申込金が返金されない」失敗の原因と回避方法

そもそも注文住宅の申込金はなぜ払う必要があるのでしょうか?

まずは注文住宅会社に申込金を払う理由について解説します。

そもそも申込金はなぜ払うの?

申込金とは、一般的に住宅会社との仮契約時に支払うお金です。

仮契約とは、住宅会社と本契約を結ぶことを前提に、これから先の家づくり工程を進めるための約束をすることが目的の契約となりますね。

仮契約の方法や内容は、ハウスメーカーや工務店などの住宅会社がそれぞれに独自で設定しているため一律ではありませんし、法律で定められているものでもありません。

そのため、仮契約時に支払う申込金の金額は住宅会社ごとに設定されています。

では、なぜ仮契約で申込金の支払いの必要があるのでしょうか?

その理由は、主に次の4つのことが考えられます。

  1. 住宅会社がプラン作成費用に充てるため
  2. キャンペーン申込みのキャンセルを防ぐため
  3. いたずら防止のため
  4. 他の住宅会社への乗り換えを防ぐため
管理人
管理人

では、それぞれの理由について考えていきましょう。

住宅会社がプラン作成費用に充てるため

注文住宅で理想の家を建てるために最も大切なことは、最適な間取りにすることです。

住宅会社は、お客さんの要望や希望を叶えるための間取りを考えて提案しますが、1度だけの提案で間取りが決定することはほとんどないでしょう。

ほとんどの場合、間取りを検討していくうち、「ここをこうしたい」とか「ここを考え直したい」というようなことが出てくるものです。

住宅会社は、打ち合わせで要望や希望を話し合って、間取りの作り直しもしくは修正をします。

新しい間取りプランが出来上がったとき、また次のようなことが起きてしまうこともあります。

  • 間取りを作り直したら、建築費用が予算オーバーしてしまい、また作り直し・・・
  • なんとか良さそうな間取りになったと思ったら、その間取りにあわせた家の外観がイマイチで、またやり直し・・・
  • 自分が良いと感じたものの、奥さんがどうしても納得いかず再検討・・・
  • 家族のそれぞれのこだわりがバラバラでいつまでたっても間取りが決まらない!
  • そもそも住宅会社の間取り作成能力が劣っていて、納得できるものにならない!

理想の家づくりに対する思いが強ければ強いほど、間取りプランが決まるまでには、何度もの修正作業が行われると思います。

しかし、間取りの作り直しや修正は、住宅会社にとって人件費の負担がとても大きいものです。

間取りを変えるたびに、家の構造による耐震構造計算を行うとか、見積もり計算もやり直さなければなりません。

それらを実際に行うのは、その会社の従業員(外部設計士などの場合もあり)ですから、その人件費は多大となります。

そしてもし、間取り作成に多くの時間と人件費をかけたにも関わらず、お客さんが「やっぱり他の住宅会社にします。さよなら。」なんてことになってしまったら、住宅会社にとっても損失は小さくありません。

そのため、住宅会社は家づくりをプランを具体的に進めていくならば、人件費などの損失リスクを負わない目的で仮契約を結び申込金の支払いを求めます。

キャンペーン申込みのキャンセルを防ぐため

キャンペーンというのは、例えば今申込みをすれば「特別価格で購入できます」とか「100万円分のオプションをプレゼントします」といったような、主に期間限定のセールです。

キャンペーンを適用するためには、仮契約もしくは本契約を結ぶことが条件となり、その時点で申込金を払うことが多いです。

キャンペーンには、「抽選で何名様」とか「先着何名様」といった人数制限を設定してある場合もあります。

そのような事情からも、キャンペーンを適用した仮契約を解約した場合には、申込金は返ってこないことが多くなっています。

もちろん、キャンペーンを利用した仮契約の契約書には、キャンセルした場合の申込金の扱いについても記載されているはずですから、しっかりと確認することが大切です。

いたずら防止のため

この上でも書きましたが、住宅会社が間取りや見積書等の家づくりプランを作成することは短時間で簡単にできるものではありません。

特に中小の住宅会社にとっては、間取りや見積書の作り直しや修正は会社運営において大きな負荷となります。

その会社で家を建てるという条件で進めるならまだしも、そうとは決まっていないとなるとその負荷は大きなリスクとなります。

例えば、2ヶ月間に何度もプランの見直しを行ったのに、結局契約には至らず他の住宅会社と契約されてしまったのでは、たまったものではありませんよね。

担当者の2ヶ月分の働きが無駄になったばかりか、会社にとっての財産ともいえる間取りプランのアイデアがタダで持っていかれてしまったということにもなります。

世の中の人の中には、いたずら半分でそのような行為をする人も残念ながらいます。

いたずらのつもりではないとしても、その住宅会社で家を建てる気持ちはないにも関わらず、軽い気持ちでプラン作成を何度も繰り返し依頼する人もいます。

住宅会社にとっては、自社と本気で家づくりを考えている人に全力で提案を進めたい意味も含めて、仮契約を交わし申込金を請求したいと考えるのは自然の流れと言っていいでしょう。

他の住宅会社への乗り換えを防ぐため

ハウスメーカーの営業マンにとっては、「おたくと家づくりを進めていこう!」と言ってくれたお客さんを絶対に離したくないです。

注文住宅を考えている人の多くは、時間が経てば経つほど家づくりの知識も増えていきます。

そのような人の中には、「申し訳ない、やっぱり御社じゃなくて、○○(住宅会社名)さんにすることにしたから。」というように気持ちが変わる人も少なくありません。

そのため、営業マンは他社に乗り換えられないためにあの手この手(キャンペーンや特別値引きなど)を使って、仮契約を求めてきます。

「注文住宅の申込金が返金されない」失敗の原因と回避方法

さてここまで、申込金を払う理由について詳しく解説しました。

申込金を払う理由をすごく簡単にまとめると、「御社(注文住宅会社)で家を建てることを約束しますよ。」という証のためのお金です。

そのため、こちらの都合でキャンセルをした場合は、申込金の返金はないものと考えた方がいいでしょう。

もし簡単に全額返金されるとしたら、何のためのお金か分からないとも言えます。

つまり、「申込金が返ってこない」という失敗をしないためには、仮契約は慎重に行うことが唯一の方法となるでしょう。

キャンペーンの内容が良いと思ってついつい申し込んでしまったけど、やっぱり別の会社の方にしたくなったとか、営業マンの値引き価格に魅力を感じて仮契約してしまったけど、もっと良い条件の会社が見つかって替えたくなったなどということがないようにしなければなりません。

仮契約などで申込金を払うときには、仮契約書に書かれている申込金に関する事項をしっかりと確認することが大切です。

  • 一度払った申込金は、契約解除をした場合に返金されるのかされないのか。
  • 申込金が返金される可能性があるとしたら、その条件はどのような場合か。

これらのことをしっかりとチェックして、納得をした上で仮契約をしましょう。

もし、仮契約書に申込金についての文言の記載がない場合には、きちんとした書面として残すようにすることも重要です。

口約束は、言った言わないのトラブルのもとになるので、絶対に避けるようにするべきです。

コン吉
コン吉

最後にもうひとつ、申込金で注意したいことをお伝えします。

それは、あまりに高額な申込金を要求する注文会社には要注意ということです。

一般的に申込金は10万円程度とされていますが、住宅会社の中には50万円とか100万円といった高額な金額を提示する会社も存在します。

もし、そんな会社と仮契約をして何らかの事情でキャンセルする事態になったときに、申込金が返ってこないとなったら大変です。

現実にそのようなトラブルはあるので、高額な申込金には注意しましょう。