注文住宅の頭金はいくら必要?相場と目安、住宅ローンとの関係を徹底解説!

目次

注文住宅の購入、頭金はいくら用意すれば安心?

注文住宅の購入を考えたとき、多くの人が気にするのが「頭金はいくら必要なのか?」という点です。頭金をしっかり準備してから購入するべきなのか、それとも頭金なしでも購入できるのか、悩む方は多いでしょう。

結論から言うと、注文住宅の頭金の目安は 「住宅価格の20〜30%」 と言われています。しかし、実際には 頭金の金額は自由に決められる ため、無理に多く支払う必要はありません。むしろ、住宅ローン控除の活用や手元資金の確保を考えると、頭金を抑えて購入する選択肢もあります。

では、頭金を用意したほうがいいケースと、そうでないケースにはどんな違いがあるのでしょうか?また、頭金がどれくらい必要なのか、どんな要素で変わるのかを知ることで、自分に合った資金計画を立てやすくなります。

この記事では、注文住宅の頭金について以下のポイントを詳しく解説します。

  • 頭金の相場や目安はどのくらいなのか
  • 頭金を多く支払うメリット・デメリット
  • 頭金なしで住宅を購入することは可能か
  • 頭金を準備するための貯め方やコツ

これから注文住宅を購入しようと考えている方が、後悔のない資金計画を立てられるよう、具体的な数字やシミュレーションも交えながら解説していきます。

次の章では、まず「注文住宅の頭金の基本」について見ていきましょう。

注文住宅の頭金の基本(相場と目安)

注文住宅を購入する際、頭金の金額はどのくらいが適切なのかを知ることは非常に重要です。ここでは、頭金の基本的な役割や相場、頭金を決める際の考え方について解説します。

そもそも頭金とは?住宅ローンとの関係

頭金とは、住宅購入時に住宅ローンを組む前に 自己資金として支払うお金 のことです。例えば、4,000万円の注文住宅を購入し、頭金を800万円支払った場合、残りの3,200万円を住宅ローンで借り入れることになります。

頭金を支払うことで、住宅ローンの借入額を減らすことができ、その結果、毎月の返済額を抑えられるというメリットがあります。しかし、すべての人が頭金を用意しなければならないわけではなく、住宅ローンによっては 頭金なし(フルローン) での購入も可能です。

一般的な頭金の相場はどれくらい?

一般的に、頭金の目安は 住宅価格の20〜30% 程度とされています。これは、金融機関の住宅ローン審査において、自己資金を一定割合以上持っていると 返済能力が高い と判断されやすく、審査が通りやすくなるためです。

ただし、頭金の割合は必ずしも20〜30%である必要はなく、以下のような選択肢があります。

  • 頭金0円(フルローン):購入時の自己資金不要だが、借入額が増えるため毎月の返済負担が大きくなる
  • 頭金10%程度:ある程度の自己資金を入れることで、住宅ローン審査が通りやすくなる
  • 頭金20〜30%程度:返済総額を抑えられるバランスのよい割合
  • 頭金50%以上:借入額を大幅に減らせるが、手元の資金が少なくなるリスクもある

価格帯別の頭金シミュレーション

実際に、注文住宅の価格ごとに頭金の目安がどのくらいになるのかをシミュレーションしてみましょう。

住宅価格頭金10%頭金20%頭金30%借入額(頭金20%の場合)
3,000万円300万円600万円900万円2,400万円
4,000万円400万円800万円1,200万円3,200万円
5,000万円500万円1,000万円1,500万円4,000万円
6,000万円600万円1,200万円1,800万円4,800万円

上記の表からもわかるように、頭金の割合を増やすと住宅ローンの借入額を抑えることができます。ただし、手元の資金を減らしすぎると、万が一の支出に対応できなくなるため、 「無理なく支払える額」を考慮することが重要 です。

次の章では、頭金の金額が変わる要因について詳しく見ていきます。

頭金の金額が変わる要因

注文住宅の頭金は一律に決まるものではなく、さまざまな要因によって変動します。住宅の購入を計画する際には、自分の状況に応じた適切な頭金を設定することが重要です。ここでは、頭金の金額に影響を与える主な要因を解説します。

住宅価格や地域による違い

注文住宅の価格は、地域や立地条件によって大きく異なります。そのため、同じ割合の頭金を用意するとしても、総額が変わることになります。

例えば、都市部と地方では住宅の相場に大きな差があります。

  • 東京都心部(例:23区内):注文住宅の相場は 6,000万円以上 になることも多く、20%の頭金を用意する場合でも 1,200万円以上 必要になる
  • 地方都市(例:福岡・札幌・仙台など):注文住宅の相場は 3,000万〜4,500万円程度 のことが多く、頭金20%の場合 600万〜900万円 となる

また、同じ都市内でも、駅からの距離や周辺環境 によって住宅価格が変わるため、それに応じて頭金の金額も変動します。

住宅ローンの種類と頭金の関係

住宅ローンの種類によっては、頭金の必要性が異なります。

フルローン(頭金なし)

最近では、頭金なしで 住宅価格の100%を借り入れられるフルローン を提供している金融機関も増えています。ただし、フルローンには以下の注意点があります。

  • 審査が厳しくなる(金融機関によっては年収基準が高めに設定される)
  • 借入額が大きくなるため、総返済額が増える
  • 金利が高くなるケースがある

一般的な住宅ローン(頭金あり)

通常の住宅ローンでは、 頭金を一定額入れることで審査が通りやすくなる ことが多いです。特に、金融機関によっては 「住宅価格の10%以上の自己資金があること」 を条件にしている場合もあります。

金利や諸費用との関係

頭金を多く入れることで、住宅ローンの金利や諸費用に影響が出ることもあります。

  • 頭金を多く入れると、借入額が減るため、金利負担が軽減される
  • フルローンでは、保証料や団体信用生命保険(団信)の費用が増加する可能性がある
  • 頭金を減らして、その分を住宅ローン控除の活用に回すという戦略もある

このように、頭金の金額を決める際には、住宅価格だけでなく、ローンの種類や金利、諸費用などの要素も考慮する必要があります。

次の章では、頭金を多く支払うメリットとデメリットについて詳しく見ていきます。

頭金を多く支払うメリット・デメリット

頭金を多く支払うことには、さまざまなメリットがあります。しかし、一方でデメリットも存在するため、バランスを考えた資金計画が重要です。ここでは、頭金を多く入れることの メリットとデメリット を詳しく解説します。

頭金を多く支払うメリット

住宅ローンの借入額が減る

頭金を多く入れることで、住宅ローンの借入額が少なくなります。借入額が減れば、その分 月々の返済額も抑えられ、家計の負担が軽くなる という大きなメリットがあります。

例えば、4,000万円の住宅を購入する場合のシミュレーションを見てみましょう。

頭金の割合借入額月々の返済額(※金利1.5%、35年返済)
頭金なし(0%)4,000万円約12.3万円
頭金10%(400万円)3,600万円約11.1万円
頭金20%(800万円)3,200万円約9.9万円
頭金30%(1,200万円)2,800万円約8.7万円

このように、頭金を増やすほど 月々の返済額が減り、家計の安定につながる ことが分かります。

住宅ローンの総返済額が少なくなる

住宅ローンの金利は、借入額に対してかかるため、 頭金を多く支払うことで、総返済額を抑えることができます

例えば、以下のような試算をしてみます。(借入期間35年、金利1.5%と仮定)

頭金の割合借入額総返済額支払う利息総額
頭金なし(0%)4,000万円約5,160万円約1,160万円
頭金20%(800万円)3,200万円約4,128万円約928万円
頭金30%(1,200万円)2,800万円約3,780万円約880万円

頭金を増やすことで、数百万円単位で支払う利息を減らせる ため、結果的に家計の負担を大幅に軽減できます。

住宅ローンの審査が通りやすくなる

金融機関の住宅ローン審査では、「借入額が少ないほど審査に通りやすい」傾向があります。特に、頭金を20%程度入れると、以下の点でプラスに働く可能性があります。

  • 金融機関からの信用度が高くなる
  • 希望の金利で借りられる可能性が高まる
  • 住宅ローンの保証料が安くなる場合がある

金利優遇を受けられる可能性がある

一部の金融機関では、頭金の割合に応じて 金利の優遇 を受けられる場合があります。例えば、頭金なし(フルローン)の場合と比較して、 頭金20%以上を入れると金利が0.1〜0.3%程度低くなる ケースもあります。

金利が低くなれば、総返済額も減るため、長期的なコスト削減につながります。

頭金を多く支払うデメリット

手元の資金が少なくなる

頭金を多く入れることで、貯蓄が減り、急な出費に対応できなくなるリスク があります。特に、以下のようなライフイベントを控えている場合は、資金を残しておくことも重要です。

  • 子どもの教育費(学費や習い事の費用)
  • 転職や独立による収入の変動リスク
  • 病気や事故による突発的な支出

住宅を購入すると、引っ越し費用や家具・家電の購入費なども発生 するため、無理に頭金を増やしすぎないよう注意が必要です。

住宅ローン控除の恩恵が減る可能性

住宅ローンを利用する場合、「住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)」の適用を受けることができます。

住宅ローン控除とは、一定の条件を満たした場合に、年末時点のローン残高の0.7%(※2024年現在)が、10年間または13年間、所得税や住民税から控除される制度 です。

しかし、頭金を多く入れると 借入額が少なくなるため、住宅ローン控除の恩恵が減る というデメリットがあります。

借入額住宅ローン控除額(1年あたり)10年間の控除総額
4,000万円28万円280万円
3,200万円22.4万円224万円
2,800万円19.6万円196万円

このように、頭金を増やすことで住宅ローン控除の控除額が減る可能性がある ため、控除を最大限活用したい場合は、頭金の割合を調整するのも一つの戦略です。

頭金をどのくらい入れるべきか?

結論として、頭金の最適な割合は「無理のない範囲で支払える額」 です。

  • 余裕があれば 20〜30% を目安にすると、金利負担が減り、返済も楽になる
  • 頭金を入れすぎると 手元資金が不足し、将来的なリスクに対応しづらくなる
  • 住宅ローン控除や金利優遇などの制度を考慮し、最適な頭金額を決めることが大切

次の章では、「頭金なしでも注文住宅は購入できるのか?」について詳しく解説していきます。

頭金なしでも注文住宅は買える?

頭金を用意するのが難しい場合でも、注文住宅の購入は可能です。最近では 「頭金なし(フルローン)」 で住宅ローンを組むケースも増えています。ただし、頭金なしで購入する場合には、メリットとリスクを理解し、慎重に資金計画を立てることが重要です。ここでは、フルローンの仕組みや、審査のポイント、リスクを解説します。

フルローン(頭金0円)とは?

フルローンとは、住宅価格の100%を住宅ローンで借り入れることができるローンのこと です。例えば、4,000万円の住宅を購入する際、頭金を支払わず、全額をローンで借りる場合を指します。

また、フルローンには2種類あり、住宅価格だけを借りるもの(本体価格フルローン) と、諸費用も含めて借りるもの(諸費用ローン込みのフルローン) があります。

  • 本体価格フルローン:建物・土地の購入費用のみ借りる
  • 諸費用込みフルローン:建物・土地の費用に加え、登記費用や手数料などもローンに含める

諸費用も含めて借りられるかどうかは金融機関によって異なります。

フルローンのメリット

まとまった自己資金が不要

最大のメリットは、購入時にまとまった自己資金を用意しなくても住宅を取得できる ことです。

  • 頭金のために貯金する時間を短縮できる
  • 家賃を払い続けるよりも早くマイホームを手に入れられる
  • 手元に資金を残せるので、家具や家電の購入、引っ越し費用に回せる

低金利を活用できる

現在の住宅ローンは 低金利が続いている ため、フルローンでも比較的負担が少ない場合があります。頭金を入れずに借りても、金利が低ければ 毎月の返済額を抑えられる 可能性があります。

住宅ローン控除を最大限活用できる

フルローンで借入額が大きいと、住宅ローン控除の適用額も大きくなる というメリットがあります。住宅ローン控除は年末時点のローン残高に対して適用されるため、借入額が多いほど控除額も大きくなります。

借入額年間の住宅ローン控除額(0.7%)10年間の控除総額
4,000万円28万円280万円
3,200万円22.4万円224万円

頭金を入れることで控除額が減る場合があるため、フルローンの方が税制優遇を受けやすい こともあります。

フルローンのデメリットとリスク

毎月の返済負担が大きくなる

フルローンでは 借入額が大きくなるため、毎月の返済額が増える ことがデメリットです。以下のシミュレーションを見てみましょう。(35年ローン・金利1.5%で試算)

借入額毎月の返済額総返済額
4,000万円約12.3万円約5,160万円
3,200万円約9.9万円約4,128万円

このように、頭金なしの場合、月々の負担が約2.4万円増える ことになります。

総返済額が増える

フルローンでは 借入額が多く、利息負担も大きくなる ため、長期間で見ると 頭金ありの場合よりも総支払額が増える ことが問題になります。

また、頭金を入れないことで 借入額に応じた保証料や団体信用生命保険(団信) の費用が増える場合もあります。

住宅ローンの審査が厳しくなる

フルローンは 金融機関にとってリスクが高いため、審査が厳しくなる 傾向があります。審査では以下のポイントが重視されます。

  • 年収:一定以上の収入があるか(年収400万円以上が目安)
  • 勤続年数:最低3年以上の勤務歴が求められることが多い
  • 信用情報:過去にローンやクレジットカードの滞納歴がないか

また、借入額が大きいため、住宅ローンの審査に通らないケースもある ので注意が必要です。

家の資産価値が下がると売却時に負担が発生する

フルローンで購入した場合、住宅の価値が下がると、売却時に残債が上回るリスク があります。

例えば、4,000万円で購入した住宅が、数年後に市場価値3,500万円になった場合でも、ローン残高が3,800万円残っていれば、売却しても借金が残る 可能性があります。

フルローンでも審査が通るケースと注意点

フルローンでも審査が通る可能性が高いのは、以下のようなケースです。

  • 公務員や大手企業の正社員で安定収入がある
  • 金融機関との取引実績がある(給与口座・住宅ローン提携など)
  • 頭金はないが、預貯金などの資産は十分にある(金融機関へのアピールになる)

また、フルローンを組む場合は、返済計画をしっかり立てることが重要 です。

  • 住宅ローンの返済比率(年収に対する返済額の割合)を25%以下に抑える
  • 繰上げ返済を活用し、利息負担を減らす
  • 固定金利や変動金利の選択を慎重に行う

頭金なしでも購入は可能だが慎重に検討を

フルローンは 頭金なしでも注文住宅を購入できる選択肢 ですが、返済負担や将来的なリスクも大きいため、慎重に判断することが必要です。

  • 頭金を貯める余裕があるなら、一定額を用意するのが理想
  • フルローンを選ぶ場合は、返済計画をしっかり立てることが重要
  • 金融機関の審査基準や金利、諸費用などを比較して最適なローンを選ぶ

次の章では、頭金を準備する方法や貯め方のコツについて解説します。

頭金を準備する方法と貯め方のコツ

注文住宅の頭金を用意するためには、計画的な資金準備が重要です。頭金が多いほど住宅ローンの借入額を抑えられ、将来的な返済負担も軽減できます。しかし、「まとまった頭金を用意するのは難しい」と感じる人も多いでしょう。ここでは、頭金を準備する方法と、効率よく貯めるためのコツを紹介します。

頭金を貯めるための資金計画の立て方

1. 必要な頭金の目標額を決める

まずは、購入予定の住宅価格を基に、どの程度の頭金を用意するのが適切か を考えましょう。一般的に、頭金の目安は住宅価格の 20〜30% ですが、無理のない範囲で目標を設定することが重要です。

例えば、4,000万円の注文住宅を購入する場合の頭金の目標額を以下のようにシミュレーションできます。

頭金割合頭金の目標額借入額
10%400万円3,600万円
20%800万円3,200万円
30%1,200万円2,800万円

「どのくらいの頭金を用意すれば、月々の返済負担が適正になるか?」を考えながら、自分に合った目標額を決めましょう。

2. 毎月の貯蓄額を計算する

目標額を決めたら、「いつまでに貯めるか?」を設定し、毎月の貯蓄額を逆算します。

例えば、5年後に800万円の頭金を準備する場合、必要な貯蓄額は以下のようになります。

貯蓄期間毎月の貯蓄額
3年間約22万円
5年間約13.3万円
7年間約9.5万円

このように、貯蓄期間を長くとるほど、毎月の負担を抑えられます。無理のない範囲で目標を設定することが重要です。

効率的に頭金を貯める方法

1. 先取り貯蓄を活用する

給与が振り込まれたら、先に一定額を貯蓄する習慣をつける ことで、確実に頭金を増やせます。具体的には、以下の方法が有効です。

  • 財形貯蓄(住宅財形) を活用する(非課税で積み立て可能)
  • 定期積立預金 を利用し、自動的に貯蓄する
  • 給与天引きで貯蓄用口座に移す(貯めたお金を使わない仕組みを作る)

先に貯蓄を確保することで、生活費に余裕がある分だけ使うようになり、無理なく貯めることができます。

2. 家計の固定費を見直す

毎月の支出を見直すことで、貯蓄に回せるお金を増やせます。特に、固定費を削減することが貯蓄の近道 になります。

削減しやすい項目としては、以下のようなものがあります。

  • スマホ料金(格安SIMに変更すると年間5万〜10万円の節約)
  • 保険料(不要な特約を見直し、掛け捨て保険に変更する)
  • サブスクサービス(不要な定額サービスを解約)
  • 車の維持費(カーシェアや公共交通機関の利用を検討)

毎月2〜3万円の節約ができれば、年間で30万円以上、5年間で150万円以上の貯蓄が可能になります。

3. 副業や資産運用を活用する

貯蓄のスピードを上げるために、副業や資産運用を活用するのも一つの方法です。

  • 副業での収入を貯蓄に回す(フリーランス業務・ネット販売・投資など)
  • つみたてNISAやiDeCoで資産運用する(長期運用で増やす)
  • 定期預金や社債を活用し、安全に増やす

特に、つみたてNISAは20年間非課税で運用できる ため、リスクを抑えつつ資産を増やすのに適しています。

4. 住宅購入支援制度を活用する

国や自治体の支援制度を活用することで、自己資金を増やすことができます。

  • 国の給付金
  • 住宅ローン控除
  • 自治体の補助金(市区町村によって異なる)

購入を検討している地域の補助制度を確認し、活用できるものは積極的に利用しましょう。

頭金を貯める際の注意点

1. すべてを頭金に回しすぎない

頭金を増やしすぎると、手元資金が不足し、生活が苦しくなる可能性があります。住宅購入時には、以下の費用も発生することを考慮しましょう。

  • 諸費用(登記費用・税金など):購入価格の5〜10%
  • 引っ越し費用:数十万円
  • 家具・家電の購入費:50〜100万円以上

すべてを頭金に回さず、生活予備資金を確保したうえで計画的に貯蓄することが大切 です。

2. 借入額とのバランスを考える

頭金を多く入れることで、住宅ローンの借入額が減りますが、住宅ローン控除を最大限活用できる金額 も考慮する必要があります。

例えば、住宅ローン控除をフル活用するためには、一定の借入額を確保した方が有利 になるケースもあります。頭金を増やすことで控除額が減らないよう、最適なバランスを考えることが重要です。

まとめ

頭金を貯めるには、計画的に資金管理を行い、無理なく貯蓄することがポイントです。

  • 購入予定の住宅価格を基に、頭金の目標額を設定する
  • 先取り貯蓄を活用し、着実に貯める
  • 固定費の削減や副業・資産運用を活用し、貯蓄のスピードを上げる
  • 住宅購入支援制度を活用し、自己資金の負担を減らす

次の章では、今回の内容を整理し、最終的なまとめをお届けします。

まとめ

注文住宅を購入する際に必要となる「頭金」について、その基本から相場、支払いのメリット・デメリット、頭金なしでの購入可否、準備方法まで詳しく解説しました。

注文住宅の頭金に関する重要ポイント

  • 頭金の目安は住宅価格の20〜30% だが、状況に応じて柔軟に設定できる
  • 頭金を多く支払うメリット
    • 住宅ローンの借入額が減り、月々の返済額が軽減される
    • 支払う利息が減り、総返済額を抑えられる
    • 住宅ローンの審査が通りやすくなり、金利優遇を受けられる可能性がある
  • 頭金を多く支払うデメリット
    • 手元資金が減り、急な支出に対応しづらくなる
    • 住宅ローン控除の控除額が減る可能性がある
  • 頭金なし(フルローン)でも注文住宅の購入は可能
    • まとまった自己資金が不要で、住宅ローン控除を最大限活用できる
    • ただし、借入額が増えるため、月々の返済負担や総返済額が大きくなる
    • 金融機関の審査が厳しくなるため、安定した収入が必要
  • 頭金を準備する方法
    • 先取り貯蓄や財形貯蓄を活用し、計画的に貯める
    • 固定費の削減や副業、資産運用を活用して貯蓄スピードを上げる
    • 住宅購入支援制度を活用し、自己資金の負担を軽減する

頭金の適正額は「バランス」が大事

頭金を増やせば住宅ローンの負担が減る一方で、手元資金が減りすぎると生活に影響を与える可能性があります。また、住宅ローン控除を最大限活用できるように、借入額とのバランスも考慮する必要があります。

そのため、「無理のない範囲で用意できる金額」 を目安にしながら、自分に合った資金計画を立てることが重要です。

計画的な資金管理で、理想の注文住宅を手に入れよう

注文住宅の購入は、一生に一度の大きな決断です。しっかりと資金計画を立て、自分にとって最適な頭金の額を見極めることで、無理のない住宅購入が可能になります。

この記事を参考に、ぜひ 「自分に合った頭金の設定」 を考え、理想のマイホームを手に入れるための第一歩を踏み出してください。

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建物本体価格に差があると、建築総額や住宅ローンの支払い総額に大きく影響する可能性があります。

建物本体価格による総額の違い
項目 A社 E社
建物本体 (70%) 2,100万円 1,820万円
建物本体の差額:約280万円
付帯工事 (20%) 600万円 520万円
諸費用 (10%) 300万円 260万円
総額目安 3,000万円 2,600万円

総額では 約400万円 の差になります

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管理人

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